ロウリュとは

ロウリュはフィンランド語であり、フィンランドの伝統的なサウナの入浴方法です。具体的には、サウナストーンに水またはアロマ水をかけて蒸気を出し、それを浴びます。フィンランドの発音は「ロウリュ」ですが、日本では「ロウリュウ」も同じ意味で使われる言葉です。

ロウリュの種類

日本でも、サウナ施設に行けば気軽に楽しめます。「セルフ」と「オート」の2種類があり、それぞれの違いは以下のとおりです。

・セルフロウリュ
その名のとおり、自分で高温のサウナストーンに水またはアロマ水をかけ、蒸気を作ります。近くに桶や柄杓がありますので、ご自身で蒸気を作り、いつでも楽しめるのが特徴です。ルールではありませんが、マナーとして近くにいる入浴者に蒸気を発生させてよいか、事前に確認すると安心です。

・オートロウリュ
オートの意味のとおり、サウナストーンに定期的にアロマ水が自動的にかけられるように設定されています。決められた時間に実施しイベント化しているサウナ施設がほとんどです。

ロウリュによる主な効果

人気になっている理由として、様々な効果が期待できることが挙げられます。

・代謝アップとデトックス効果
蒸気により湿度が上がると、体感温度も一気に上昇し発汗作用も促進されます。そのため、湿度の低い乾式サウナより、新陳代謝の向上とデトックス効果が期待できるでしょう。

・リラックス効果
アロマ水のよい香りがするだけでなく、ロウリュで発生する蒸気にはマイナスイオンが含まれていますので、リラックス効果が望めます。

・健康維持
蒸気により血流がよくなると、酸素の摂取量も増加します。疲労物質として知られる乳酸などを排出しやすくなるため、疲れにも効果的です。

ロウリュとアウフグースとの違いとは

結論からいいますと、ロウリュとアウフグースは異なるものです。ロウリュは前項でご説明したように、サウナストーンに水またはアロマ水をかけて蒸気を浴びるサウナ風呂の入浴方法です。

一方、アウフグースはドイツで生まれたもので、ロウリュによる蒸気をタオルなどで仰ぎ、熱風を送るサービスのことです。サウナ施設では、アウフグースを行う人のことを「熱波師（ねっぱし）」と呼び、エンターテイメントやパフォーマンスとして行っているところも少なくありません。

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